NdFeB磁石の著磁方法
1.NdFeB磁石の著磁には、アキシャル著磁、ラジアル著磁、厚さ方向著磁、アキシャル多極著磁などのパターンが有ります。
2.NdFeBの著磁プロセスはシンプルで、直流電流を流したコイルによって形成される磁場の中に被著磁體を置き、著磁器によって著磁されます。
3.磁石は等方性と異方性の2種類に分けられます。 等方性磁石はどの方向でも同じ磁気特性を持ち、異方性磁石は方向によって異なる磁気特性を持ち、最大の磁気 特性が得られる向きを配向方向といいます。 正方形の NdFeB 焼結磁石は配向方向に最大の磁場強度を持ち、他の 2 方向の磁場強度は非常に小さくなります。
4.多極著磁は、同じ磁石上に 2 対以上の磁極を著磁するプロセスです。 多極著磁には専門性が必要です。 多極著磁は主にパルス磁場を使用して、著磁器、著磁ヘ ッド、磁石自體の著磁特性に影響されます。 原理は大電流の瞬間放電により発生するパルス磁場を利用してNdFeBなどの永久磁石を磁化するもので、通常、コ ンデンサ、サイリスタ、制御回路、充電ヘッドなどで構成されます。
5.一般に磁石の厚みが薄い場合はアキシャル方向に著磁し、直徑より厚みが大きいとラジアル方向に著磁します。 一般に磁石の直徑が小さいほど著磁しにくくな ります。 この工程で磁化の方向を間違えると大きな問題となります。 脫磁には磁石を高溫環(huán)境(250~300度)に置くか、脫磁機で脫磁する方法が有ります。
6.モーター向けタイル形狀の磁石は、放射狀に著磁することが良く有ります。
7.ネオジム焼結磁石は上記の通常の単極著磁に加え、実際のニーズに応じて多極著磁も可能であり、複數のN極とS極を同一平面上に作ることができます。
特別に設計された仕様と著磁治具を使用するため、追加の著磁治具費用が発生します。